県岐商の夏、応援席とともに駆け抜けた甲子園

今年の夏、県岐商ナインが見せてくれた戦いは、まさにドラマそのものでした。
初戦から堂々と戦い、一戦ごとに強さを増していく選手たち。その姿に、スタンドの応援席も
どんどん熱を帯びていきました。
   

忘れられないのは準々決勝、横浜高校との一戦。
全国屈指の名門を前に、序盤から全力でぶつかっていく県岐商ナイン。
柴田投手が気迫のピッチングで粘り、打線もここぞの場面で結果を出すたびに、アルプス席は立ち上がり、声を限りに叫びました。
ブラスバンドの音、手拍子、歓声が一つになり、甲子園がまるでホームのように揺れる。
そんな一体感の中で勝ち取った勝利は、選手と応援席がともに掴んだものでした。
横浜に勝った瞬間、スタンドでは涙を流す人も多く、その光景は今も忘れられません。

  

そして迎えた準決勝。相手は日大三高。
序盤から白熱した展開が続き、坂口選手のタイムリーで勝ち越した場面では、応援席が大きく波打ちました。
柴田投手はこの日も気迫の164球。
力を振り絞って強打の相手を抑え込みました。
最後は延長十回で惜しくも力尽きましたが、選手が最後のアウトを取られるまで応援の声は途絶えることなく、
温かい拍手と『ありがとう!』の声がスタンドから飛び続けていました。
  

結果はベスト4。しかし、この夏、県岐商ナインと応援席が一緒に描いた物語は、それ以上の価値を持っていると思います。
甲子園を揺らした大応援、あの一体感、あの歓喜は、間違いなく歴史に刻まれるものでしょう。

ありがとう、県岐商。
選手も、応援したすべての人も、最高の夏を共に過ごせたことに拍手を送りたいです。